高度な翻訳力が求められる
海外文学や映画の字幕、医薬品情報など様々な海外の言葉を日本語に翻訳するのが翻訳者の仕事です。
翻訳のジャンルは幅広く、様々なシーンで活躍しています。
様々な働き方があり、自宅でフリーランスとして仕事をしている人もいれば、翻訳を行っている会社に在籍して仕事をしている方もいます。
仕事の量をこなすほど自分の実力が付くため、積極的に仕事をこなす方が多いです。
異なるジャンルの翻訳を手掛けるほど、新しい知識を習得できることから楽しみながら仕事を行っている方も多いです。
翻訳の需要は今後も増えていくと予想されており、高いスキルを持つ翻訳者の人材を確保する動きが活発になっています。
このような流れの中で、翻訳者としての実力を試すことができる試験として注目されているのがほんやく検定です。
世界で言葉を試すことができるほんやく検定に挑戦し、翻訳者として自分はどのくらいの実力を持っているか確かめてみてはいかがでしょうか。
参考:http://www.jtf.jp/jp/license_exam/license.html
ほんやく検定の実施要項
自分の翻訳力はどの程度なのか確認できる翻訳検定は、インターネットを利用して在宅受験できるという特徴があります。
使い慣れた環境の自宅から試験を受けても良いですし、外出先で気軽に受験をすることも可能です。
試験を実施している際にはインターネットで検索をしても良いですし、普段使用している辞書や用語集などを活用しても良いことになっています。
試験のレベルは初心者向けレベルとして基礎的な5級と4級、実務経験者向けレベルとして実用的な英日翻訳と日英翻訳があります。
5級と4級に関してはそれぞれ課題が存在しており、基礎的な語学力や翻訳をするセンスが問われることになります。
まだ初歩的なレベルになるため、高度な翻訳センスが要求されるとは限りませんが、直訳的な翻訳ではなくて実践的な翻訳にするセンスが問われることになります。
実務経験はまだない状態で今後は翻訳者として活躍したいと考えている人向けのレベルです。
実用レベルになると実務経験で必要とされる高度な翻訳センスが要求されます。
選択する分野は6種類あり、政経・社会や科学技術、医学・薬学など各業界で必要とされる翻訳センスが問われることになります。
将来はどのジャンルの翻訳者として活躍したいのかに応じて選択することができます。
翻訳の完成度に対して3級から1級の合否が決定されることになります。
なお、3級以上に合格した方は翻訳士という称号が与えられることになり、プロの翻訳者としての道筋が見えることになります。
ほんやく検定に合格すると公的な資格としてアピールすることができるので、翻訳業界で仕事をしたいと考えている方の強い武器となります。
翻訳業界とは限らず、海外との取引を行っている会社に就職する際にも有利な資格になります。