カッコいい言いまわし!昔話や童話の英語

HS003_72A

日本語とはニュアンスが違う?

子供の頃から馴染みのある昔話や童話のタイトルを英語で確認してみると、カッコいい言いまわしなので意外だと感じる場合があります。
一見するとどんなお話だったのかわからないようなタイトルもあるので色々なタイトルを確認してみると面白いです。
ここでは有名な童話の中でも、英語の意味から日本語タイトルを想像しやすいものをピックアップしてご紹介します。

参考:http://park1.wakwak.com/~english/note/note-fairytale-title.html

ウサギとカメ

誰もが知っているイソップ童話のお話で、ウサギとカメがかけっこをするという内容です。
普通に勝負をしていたら間違いなく勝つ実力のあるウサギが眠ってしまって油断したことが原因でカメに敗北したのは自分を過信したからであり、本来なら負けるのが当然と思われたカメが勝てたのは誰もが実力がないものだと認めるような事でも地道にコツコツと突き進むことで大きな成果を得ることができたという教訓を得ることができる奥の深い物語です。
日本語ではウサギとカメという登場する動物がタイトルになっているためrabbitとturtleという単語が使われるのではないかと思われがちですが、実際にはtortoiseとhareという単語が使われています。
Tortoiseとは陸ガメのことでHareは野ウサギという意味になります。

赤ずきん

グリム童話やペロー童話などに収録されている有名なお話ですが内容が若干異なっています。
最も有名なのが赤ずきんと呼ばれている女の子がおばあさんの家に向かっている途中で狼に出会って道草をしているうちに、狼がおばあさんを食べてしまっておばあさんに成り代わり赤ずきんまで食べてしまったところに猟師が二人を救出するという話です。
タイトルにもなっている主人公の女の子の赤い帽子は、ペローが民話から作品として発表する段階で付け加えたものだとされています。

英語のタイトルではRiding Hoodとありますが、これを直訳すると乗馬用の帽子という意味になります。
あえてRidingという言葉が入っているのはなぜだろうかと疑問に感じる方も多いですが、これは絵本の挿絵に描かれている前開きのコートが乗馬向けにデザインされたものであることから、主人公の女の子の家柄が子供用に上品なコートを仕立てることができる力を持っているという背景が想像できます。

白雪姫

日本でも知らない人はいないほど有名なグリム童話ですが、元々はドイツで伝えられる民話が元になっているとされています。
英語ではSnow Whiteと表記されることから、すぐに白雪姫のことをさしているとわかりやすいはずです。
ちなみにドイツ語ではSchneewittchenで雪のように白い子という意味になることから、日本語に直訳すると雪白姫というタイトルになるようです。