クリスマスに欠かせないお話
クリスマスに大活躍する動物といえばトナカイですが、英語に隠されたトナカイの秘密をご存知でしょうか?
あの有名なクリスマス・ソングに繋がる事でもあるので、ぜひ参考にしてください。
参考:http://allabout.co.jp/gm/gc/220575/
サンタのソリを引くトナカイ
サンタクロースのモデルとされているのが今から1600年前に存在していたとされる聖ニコラスで、とても裕福な家庭に生まれた人物だったそうです。
貧乏なため娘を身売りしなければならないという話を聞き、名前を明かさないまま金貨をその家に投げ入れたとされています。
その後、司祭になったニコラスは子供を中心に金品をくれる素晴らしい人として崇められるようになり子供にプレゼントを渡す習慣が生まれたとされています。
サンタクロースという名前は聖ニコラスが語源になっているという説もあります。
聖ニコラスがプレゼントを配る際にはロバに乗っていたと言われていますが、現在はクリスマスにサンタクロースがソリに乗ってプレゼントを配ってくれるというお話を信じて待っている子供達も多いですが、サンタクロースが乗るソリを引っ張る役割を果たすのがトナカイです。
ロバがトナカイに変わったのは1823年に出版された本の中で8頭立てのトナカイが引くソリにサンタクロースが描かれていたという背景があります。
この時は8頭でしたが、現在では9頭としているのが一般的です。
実は、8頭のトナカイが9頭になったのはクリスマス・ソングで有名な「赤鼻のトナカイ」に秘密が隠されています。
原題に隠された名前の秘密
日本では赤鼻のトナカイという歌が有名ですが、英語の原題ではRudolphつまりルドルフという名前が含まれているのです。
ここでルドルフという名前が入っているのは何故だろうと疑問を感じた方も多いはずです。
実はこのルドルフが9頭目のトナカイなのだそうです。
ルドルフが9頭目のトナカイに加わった様子は1939年に発表された物語に描かれています。
サンタクロースが8頭のトナカイに引かれて出発しようとしていたところ、霧が立ち込めて前が見えなくなって困っていた時に鼻が赤く光っていたルドルフにお願いをして前を照らしてもらって無事にプレゼントを届けることができたというストーリーになっています。
この物語が発表されてからトナカイは9頭で引いているという話が一般に浸透するようになりました。
赤鼻のトナカイの歌詞はこの物語が元になっており、現在でもクリスマスの定番ソングとして親しまれています。
日本語の歌詞ではルドルフの名前が出てくることがないため、英語の原題を聞いてもピンと来ないかもしれませんが、原題を知っている海外の人にとってはルドルフが最も有名なトナカイなのです。